易しく解きほぐす”not”<英文法編2>notの作用域

例文

He is not happy.

単語自体は極めて簡単な例文を挙げました。
どういう意味でしょうか?

“not”をめぐる2つの解釈

実は、上の例文には”not”が何を修飾するのかで次の2つの解釈があります。

a.  He's not happy.
b.  He isn't happy.

aでは、”not”は形容詞の[happy]を修飾し、
bでは、”not”はbe動詞の[is]を修飾しています。
要は、
“not”が後ろの[happy]を修飾するのか?
“not”が前の[is]を修飾するのか?
の違いです。
どちらなのかで意味が違ってきます。

“not”の作用域

aでは、”not”が及ぶ範囲(作用域)は、[happy]です。
bでは、”not”の作用域は、[is]です。
“not”の作用域がaとbで変わることで、どう意味が変わるのでしょうか?

a.  He's not happy.
    (彼は です | 不幸)
b.  He isn't happy.
    (彼は | ではない | 幸せ)

つまり、

a.  「彼は | 不幸 | です」⇦⇦⇦不幸の肯定
b.  「彼は | 幸せ | ではない」⇦⇦⇦幸せの否定不幸の肯定までは意味していません

図示をすると、

何が違うのでしょうか?

a.  「彼は不幸です。」
b.  「彼は幸せではない。」

aとbは何が違うのでしょうか?
日本語の問題です。
上の図で見たように、

aは、彼は、幸せではなく、不幸だ、と言い切っています。
bは、彼は幸せではない、と言っているだけで、不幸だとまでは言い切っていません。

不幸さの度合いで言うと、bよりもaの方が不幸さの度合いは強い、ということになります。

基本ですが

否定の”not”は英語学習の初期で習う基本的な文法ですが、“not”が何を否定しているのか?という“not”の作用域をしっかりと理解しておかないと英文を正確に理解することができませんし、英作文でも伝えたい内容が伝わらないことにもなります。

---終---

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