[ There 構文 ]<The Last Leaf 編>35

例文

There was only a bare, dreary yard to be seen, and the blank side of the brick house twenty feet away.

 引き続き『THE LAST LEAF』です。

単語の意味

bare(béər)=むき出しの、空の(形)
dreary(drí(ə)ri)=わびしい(形)
yard(jɑ’:rd)=庭(名)
blank(blæ’ŋk)=何もない(形)

仕組み

 [ and ]の前後で、2文あります。

第1文

There was only a bare, dreary yard to be seen,

第2文

and the blank side of the brick house twenty feet away.

構造

第1文

There was only a bare, dreary yard to be seen,

第2文

and (there was) the blank side of the brick house twenty feet away.

 第2文では[ there was ]が省略されています。
 図式化すると、次のようになります。

the last leaf 35

 (a)と(b)は、いずれも[ There was only ]に続く語句です。(a)と(b)をまとめて、1文にしたのが、今回取り上げた文です。

There 構文

 [ There + be ~]は、[ There 構文 ]と呼ばれます。
 [ there ]は元々、”場所”を意味していますが、その場所の意味が希薄化して、新情報(新名詞)導入の働きをする文法的な機能語へと変化して、[ there 構文 ]が誕生したと考えられています。
 [ there ]の本来の意味である”場所”は、[ there 構文 ]では、たしかに希薄化していると思いますが、その名残はあるだろうと思います。なぜなら、[ there 構文 ]においては、

なんらかの意味において、場所を示す副詞的修飾要素の存在を必要とする(安井稔『英文法総覧―改訂版―』(開拓社、1996年)467頁)

からです。
 直読直解からすると、[ there + be 動詞 ]で、”そこに、ある”と直訳をしておきます。
 ”そこに、ある”と言われる(書かれる)と、通常、”何が?”、”どこに?”という疑問を持つと思います。その疑問にこたえる内容を[ there + be 動詞 ]の後に続ける、と考えればいいと思います。
 第1文では、

そこに、あった、なにもない、わびしい庭だけが、見ることができる場所に、

という意味になります。
 [ to be seen ]には、”場所に”、という意味はありませんが、”そこに[ there ]”に対する回答として、[ to be seen ]がありますから、見られる”場所に”として、”場所に”を付加しておくと分かりやすくなります。

和訳

 直上で、直訳調での和訳をしましたから、ここでは、自然な日本語だけを載せておきます。

(スーの)視線の先には、なにもないわびしい庭と、20フィート離れた場所にあるレンガ造りの家の何もない(窓などもない)壁だけがあった。

---<The Last Leaf 編>35・終---

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