動詞の過去形?それとも過去分詞?<The Last Leaf 編>36

例文

An old, old ivy vine, gnarled and decayed at the roots, climbed half way up the brick wall.

単語の意味

ivy (áivi)=ツタ(名)
vine (váin)=蔓(名)
gnarled (nɑːld)=節くれだった(”形”の機能)
decayed (dɪˈkeɪd)=朽ちた(”形”の機能)

構造

An old, old ivy vine, gnarled and decayed at the roots, climbed half way up the brick wall.

 『構造』は上のようになっています。
 主部が長い頭でっかちな文になっています。
 [ gnarled ]や[ decayed ]といった単語に惑わされずに[ climbed ]を動詞と見極めることがこの文を理解するポイントです。

~ gnarled and decayed ~

 この[ gnarled ]と[ decayed ]は、この文では[ ivy vine ]を修飾する形容詞としての働きを持つ過去分詞ですが、語の形としては、動詞の[ gnarl ][ decay ]の過去形と同じ形ですので、

形容詞として機能する過去分詞としての[ gnarled ]、[ decayed ]なのか、
動詞の過去形としての[ gnarled ]、[ decayed ]なのか

の判別はこの文を理解するのに不可欠です。

 では、どちらなのでしょうか?

An old, old ivy vine, gnarled and decayed at the roots,

だけをまず読む(聞く)場合、下のような解釈がなされます。

古い、古いつたの蔓が、根っこで節くれだっていて、そして朽ちていた

 つまり、動詞の過去形として解釈されます。
 ところが、この文の後に、

climbed half way up the brick wall.

という文が続きます。
 [ climbed ]は、動詞[ climb ]の過去形ですから、この[ climbed ]は動詞です。
 そうすると、この[ climbed ]が出てきた時点で、[ climbed ]以前がこの文の主部だと判断されるのです。
 もし、この[ climbed ]も[ ivy vine]を修飾する過去分詞であるとすると、この文では、動詞がないことになって非文となりますから、この[ climbed ]がこの文の動詞だ、ということになるのです。

和訳

 直訳調だと、

古い、古いツタの蔓、節くれだっており朽ちている、根っこで、登っていた、半分ほど、レンガの壁を。

となるでしょう。
 自然な日本語だと、

根っこで朽ちており節くれだっている古い古いつたの蔓が、レンガ造りの壁の半分ほどを上につたっていた。

となると思います。

---<The Last Leaf 編>36・終---

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