主節のSV(=構造)を見つける<The Last Leaf編>57

例文

“She is very ill and weak,” said Sue, “and the fever has left her mind morbid and full of strange fancies. Very well, Mr. Behrman, if you do not care to pose for me, you needn’t. But I think you are a horrid old―old flibbertigibbet.”

 『The Last Leaf』の続きです。
 なお、この文の後に、ベルマンの話が続きますが、オーヘンリーがあえて間違った英語を使用しているため(ベルマンの訛を表現しているのだと思います)、この部分は省略いたします。

単語の意味

morbid(ˈmɔrbəd)=病的な
horrid(ˈhɔrəd)=にくらしい
flibbertigibbet(ˈflɪbətɪˈʤɪbɪt)=軽薄でおしゃべりな人

 [ flibbertigibbet ]は古い英単語になります。OEDによりますと、その意味は、

1. A chattering or gossiping person; a flighty or frivolous woman.(OED)

とあります。
 つまり、おしゃべりな人、又はうわさ話をする(が好きな)人のことです。特に、神経質な女性、又は軽薄な女性を意味する、とあります。
 女性への悪口として用いられた言葉なのです。
 上記文では、女性への悪口を男性であるベルマンに浴びせることでベルマンを挑発していると言えます。

構造

<第1文>
“She is very ill and weak,” said Sue, “and the fever has left her mind morbid and full of strange fancies.

<第2文>
Very well, Mr. Behrman, if you do not care to pose for me, you needn’t (pose for me).

<第3文>
But I think you are a horrid old―old flibbertigibbet.”

 第1文は、[ She(=s) is(=v) ~ ]や[ the fever(=s) has left(=v) ~ ]という[ SV ]がありますが、これらはいずれも従属節内の[ SV ]です。まずは、主節の『構造』を見つけるのが先決です。
 主節は[ said Sue ]つまり、[ Sue said ]ですので、気を付ける必要があります。
 簡単に図示すると、次のようになります。

the-last-leaf-57

 スーは、[ “She is very ill and weak,” said Sue, “and the fever has left her mind morbid and full of strange fancies. ]の文の中で、上の2つの発言をしているのです。
 [ said Sue ]にはスーの発言内容を示す[ ” ” ]が付けられていないことにも注意が必要です。

仕組み

 <第1文>

Sue said
・発言1(“She is very ill and weak,”)
・発言2(“and the fever has left her mind morbid and full of strange fancies.)

 <第3文>

But I think 【ベルマンへの文句(you are a horrid old―old flibbertigibbet.)】

となります。ベルマンへの文句全体(you are a horrid old―old flibbertigibbet.)が[ think ]の目的語となる名詞節です。
 ベルマンへの文句全体を1つと見てシンプルに仕組みを把握することが大切です。

和訳

 直訳調ですと、

彼女はとても病んでいて弱っている、スーは言った、そして熱が、残した、彼女の心に、病的な空想と異様さに満ちた空想を。
よろしい、ベルマンさん、もし、あなたが、好まないならば、私のためにポーズをとることを、必要はない。
しかし、私は、思う、あなたは、にくらしく老いた、老いた軽薄でおしゃべりな人だと。

 もう少し自然な日本語ですと、

“彼女はとても病んでいて弱っている”、とスーは言った。“そして、熱のために彼女の心には病的な空想と異様さにあふれた空想が満ちている。
よろしい、ベアマンさん、もし私のためにポーズを取りたくないのなら、そうする必要はない。しかし、私はあなたを憎らしく老いた、老いた軽薄で口だけの人だと思う。”

今回のポイント

 今回のポイントは2点です。

1 従属節はひとまず置いておいて、主節の『構造』を捉えること
2 仕組みを可能な限りシンプルに把握すること

---<The Last Leaf編>57・終---

ご質問がございましたら、お問い合わせをご利用下さい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
少しでも多くの英語学習者(受験生や社会人)様に読んでいただきたく、下記2つのブログに参加しております。
応援のクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 英語ブログ 英語学習者へ

お手数をお掛けしまして申し訳ありません。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です