例文
When it was light enough Johnsy, the merciless, commanded that the shade be raised. The ivy leaf was still there. Johnsy lay for a long time looking at it. And then she called to Sue, who was stirring her chicken broth over the gas stove.
引き続き『The Last Leaf』です。今回は、3段落をまとめました。
単語の意味
・merciless(ˈmɜrsələs)=残酷な(形)
・command(kəˈmænd)=命令する(他動)
・stir(stɜr)=かき回す(他動)
・broth(brɔθ)=汁(名)
構造
(1)When it was light enough Johnsy, the merciless, commanded that the shade be raised.
(2)The ivy leaf was still there.
(3)Johnsy lay for a long time looking at it.
(4)And then she called to Sue, who was stirring her chicken broth over the gas stove.
(2)(3)(4)の『構造』つまり、SVはすぐに発見できたと思います。
(1)は見つけにくかったかと思います。[When it was light enough]と[Johnsy]とがくっついているのがその原因です。しかも、[Johnsy]の後に[,]が挿入されている…。
長くはない文ですが、しっかり分析しないと??な文になります。
なぜJohnsyが主語なのか?
主語(主部)は、動詞の前に来ます(平叙文の場合)。
メインの動詞は?
(1)の文で、動詞は何かをまず探します。
そうしますと、[commanded]という動詞が出てきます。
[rised]という動詞も出てきます。
ここで、どの動詞が(1)文のメイン動詞なのか?という判断が必要となります。
[commanded that ~]では、[that]以降が従属節となります。
つまり、[S commanded that ~]という仕組みになります。
というわけで、メインの動詞、[commanded]を見つけることができました。
主語は?
主語は、[commanded]の前にあるはずです。
そして、主語になることができるのは、名詞か代名詞です(名詞的な働きをする語句が正確ですが、ここではその説明は省略いたします。)。
[commanded]の前に、名詞(名詞的な働きをする語句)がないか調べます。2つあります。
[Johnsy]と[the merciless](the+形容詞で名詞的な働きをする語句になります。)です。
この2つが[commanded]の主語になりますが、[the merciless]の前後に[,]があります。この[,]を見落としてはいけません。
この[,]は挿入の[,]ですから、主語は[Johnsy]ということになります。
『構造』を見つけるのに手間が意外にかかったと思われるかもしれませんが、慣れてしまえば、ほぼ瞬時に『構造』を見つけることができるようになります。それまでの辛抱です!
和訳
直訳調だと、
(1)明かりが十分になったとき、ジョンジー(残酷な人なんだけど)は、命じた、シェードを上げてと。
(2)ツタの葉は、あった、まだそこに。
(3)ジョンジーは、横になっていた、長い間、それを見ながら。
(4)それから、彼女は、スーに声をかけた、スーはガスストーブの上のチキン汁をかき回していた。
もう少し自然な日本語だと、
(1)夜が明けたとき、ジョンジー(残酷な人なんだけど)は、シェードを上げてと言った。
(2)ツタの葉は、まだそこにあった。
(3)ジョンジーは、そのツタの葉を見ながら長い間横になっていた。
(4)それから、ジョンジーは、スーに声をかけた、スーはガスストーブ上の鶏がらスープをかき回していたのだけど。
という感じかと思います。
今回のポイント
1.主語の見つけ方
(a)メインの動詞を見つける。
(b)メイン動詞の前にある名詞・代名詞(名詞的な働きをする語句)を見つける。
2.(a)(b)の手順を固く守ること。
---The Last Leaf編66・終---
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