木曜日は、雷神トール(ソー)の日<語源で学ぶ英単語編>2

木曜日は英語で?

英語で木曜日は、

Thursday

です。
その語源は何でしょうか?

北欧神話のトール

Thursdayの語源はトール(Thor)の日(day)です。
トールは、前回のオーディンと同じく北欧神話の主神の一人です。
北欧神話においては、オーディンの玉座の他に12の席があり、その一人がThursdayの語源となったトールなのです。
日本では、トールという名前よりも「ソー」の方が馴染みあるかもしれません。
あの「マイティ・ソー」の「ソー」です。
映画では、オーディンが父でトール(ソー)は息子となっており、北欧神話でも一般的にはそう考えられているようですが、トール(ソー)の方が古く、格の高い神らしい証拠も色々あるらしく議論があるようです。

トールの武器”ミョルニルの槌”

親子関係の有無はさておき、トール(ソー)の武器は、鉄の槌(ミョルニルの槌)で、ミョルニルとは古ノルド語で「粉砕するもの」という意味です。トールハンマーとも呼ばれています。
ボルボには、ハンマーを横倒しにした意匠「トールハンマー」を取り入れている車種があります。


一撃でどんな相手も倒すことができ、投げつければ槌はどんな遠くへでも飛んでいって相手を倒し、ひとりでにトールの手元に戻ってきます。映画でもそうでした。

花嫁に化けたトール

トールには次のような話があります(古エッダ「スリュムの歌」。山室静「北欧の神話」参照)。

ある朝、目を覚ましたトールは、ミョルニルの槌がなくなっていることに気がつきました。ヨツンヘイムにすむ巨人の王のスリュムが盗んだのでした。巨人と戦う時の最大の武器であるミョルニルの槌がなくなってはアサ神の国(アスガルド)も人間界(ミッドガルド)もこの巨人から守ることができません。スリュムは、アスガルドのフレイヤ女神とミョルニルの槌を交換する条件を出しましたが、フレイヤ女神が拒否したので、ミョルニルの槌を取り戻す方策をアサ神の全員で相談します。ヘイムダル神(アース神の中でも一番美しい神とのことです。ヘイムダル神は、光の神で、夜でも100マイル先を見ることができ、草の伸びる微かな音でさえも聞き取る鋭い耳を持っていたことからアスガルドの見張り番でした。「マイティ・ソー」でも、アスガルドとミッドガルドをつなぐ虹の橋ービフレストーを守る最強の番人として登場しています)が、トールに花嫁衣装を着せてスリュムのところへ連れて行く作戦を提案します。ミョルニルの槌を取り戻すためにトールは渋々承諾し、ロキ(マイティ・ソーでは、嘘や裏切りでオーディンになりすましてアスガルドを一時統治しました。)を侍女としてヨツンヘイムへ向かいます。ヨツンヘイムではロキの機転で上手くスリュムを騙してミョルニルの槌を取り戻して巨人をやっつけたのでした(「花嫁に化けたトール」)。

北欧神話の神々の中でもずば抜けた力持ちで、山のように大きな体を持ち、顔一面ぼうぼうと赤いヒゲを生やしているとされていたトールが花嫁に化けたのですからすぐにでもバレそうです。しかも牛一頭、鮭8匹、3樽の蜜酒を飲み干したというのですからたいそう大食いで大酒飲みの花嫁です。よく騙せたものです。

トールの日

そのトールに語源を持つのがThursdayなのです。
Thursday(木曜日)という一つの単語に北欧神話があって面白いと思います。

---続---

ご質問がございましたら、お問い合わせをご利用下さい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日頃からのご支援、誠にありがとうございます。
少しでも多くの英語学習者(受験生や社会人)様に読んでいただきたく、下記2つのブログに参加しております。
応援のクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 英語ブログ 英語学習者へ

お手数をお掛けしまして申し訳ありません。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です