目次
例文
There is, however, another side to such separate, parallel lives.
2012年東大英語要旨要約編です。
『構造』
[there] 構文です。
この構文では、[there]は形式語です。
形式的な『構造』は、
There(=S) + is(=V)
となります。
実質的な主語は、[another side]です。
動詞は[is]です。
実質的な『構造』は、
another side(=S) + is(=V)
となります。
[ , ]comma
[ , ]commaは”小休止”を表す記号です。
[There is]=”ある”の直後に、[ , ]があることで小休止をはさみ、[however,]と続いています。
何かが”ある”と書いた後に、前の文脈と逆のことを書くことに気がついたので、小休止[ , ]を入れて、[however]=”しかしながら”を付け足しているのです。
There is, however, another side ~
”ある、しかしながら、別の側面が”=”しかしながら、別の側面がある”
ということです。
~ to such separate, parallel lives.
[to ~]は、ここでは、”~に対して”という意味です。
”そのような、分かれた(分離した)、平行な(交わらない)生活に対して”という意味です。
separate [ , ] parallel lives.
この部分の[ , ]の理解は意外に難しいと思います。
[separate]と[parallel]を列挙しているのですが、この[ , ]が[and]なのか?[or]なのか?その見極めが難しいと思います。
論理的明確性の観点からは、[and]か[or]を明示すべきだと思いますが、ないので解釈するしかありません。
結論としては、[and]だろうと思います。
前段落では、スペイン語を主言語とする移民と英語話者とでは、社会問題についての意見が著しく異なることへの心配について書かれてあります。
そこでは、スペイン語話者移民と英語話者とでは住む場所が異なり、互いに交流がないことを書き手は前提にしていると思います。なぜなら、その後の文では、移民達が祖国の親族等と交流することについて書かれており、分離されていても交流することは可能だという論理でこの文章が書かれているからです。
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